

質の高い教育をみんなに

いわゆる「アート教育」を提供しているアトリエに通うことが難しいこども達のために、地域のイベントやコミュニティーセンターなどでワークショップを開催しています。
●5月 茅ヶ崎とコーヒー
●7月、11月 「地域のホッとスペース たんぽぽはうす」
●9月6日、28日 コミュニティーセンターこども大会
●10月 茅ヶ崎あそび場ミュージアム



海の豊かさを守ろう

海のジオラマづくりを通してこども達からは、
「海は汚い。ごみがたくさん落ちてる。プラスチックだらけ」という声が聞かれました。
本当の海の姿を見に行こう!と、直ぐに海へ出発!
「見えるところにプラスチックは落ちてなかった。」
「よく見るとプラスチックが落ちてるよ。」
大人が頼まなくても、こども達は自らプラスチックを拾い、持ち帰りました。
「小さなプラスチックをご飯だと間違えて食べちゃうことがあるんだ。」
「プラスチックを食べた魚はしんじゃうんだよ」と、アトリエに戻っても絵本などで得た知識を、仲間と話す様子がありました。
アトリエでは、こども達が興味のあることに着目して、プログラムを組み立てます。
こども達は自ずと、自然物、生物、共生に興味を持ち、知識を得たり体験から学ぶことをします。
その過程を見守り、記録(ドキュメンテーション)に残しています。
こども達の学びや声が記録された「ドキュメンテーション」は、地域に公開され大人も学び、まちづくり、教育や社会のあり方、こども観の刷新などへ生かされます。
緑の豊かさも守ろう



捨ててしまう企業廃材を一度、こどもの手に委ねる・創る姿から大人が学ぶ、社会へ還す。


アトリエで市販の土に触れたあと、市内の不耕起栽培をされている農家さんを訪ねました。
市販の土は虫がいなくてキレイ。
土のにおいがする。
と嬉しそうに話してくれました。
虫がたくさんいる
もぐらの巣があったよ
野菜は虫や鳥のためにも分けてあげるんだね
土があったかい!
土が湿っていた。
アトリエへ戻って市販の土に再び触れてみると、香りが違うことや、湿度、温度が違うことに気がつきました。
「私が野菜なら、畑の土に住みたい」
と話し、その理由は他の生物と共生したいからというものでした。
人は、自然を、全ての生き物が心地よく暮らせるように施していくべき生き物であることを体験的に学んでいました。
